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    ガスケール 杏子 ガスケール 杏子

    2015.05.13

    骨盤のゆがみ <2> 骨盤ベルトの正しいつけ方
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    このコラムでは、開いたりゆがんでしまった骨盤の対処法をご紹介しています。

    なかでもやはり、一番ご質問が多いのは骨盤ベルトのつけ方です。骨盤ベルトは、産後の開いてしまった骨盤をもとに戻すのに有効です。ただし、装着する位置や強さを誤ると、かえって症状が悪化するリスクもあるので、注意が必要です。以下の点をしっかり押さえて装着して下さい。

     

    ポイントは以下の2点です。
    ①骨盤の正しい高さに装着する(恥骨結合と大転子にベルトがかかる位置)
    ②きつく締めすぎない

     

    詳しく解説します。

    骨盤ベルトを装着する位置

    正しい位置に装着することが最も重要です。まずは装着位置を探すうえで重要な骨の位置を覚えましょう。

    大転子:太ももの付け根にある骨です。恥骨の上に両手の平を置いて、そのまま体側へ移動させます。脚を前後に動かすと手のひらにあたる丸い骨があります。これが大転子です。
    上前腸骨棘:両手を腰にあてた際に、人差し指あたりに出っ張った骨があります。お臍の真横より若干下にある、わかりやすい出っ張り部分です。

    骨盤ベルトは、①大転子(及び恥骨結合)の上、②上前腸骨棘にはかぶらない、位置につけます。

     

    下辺の広い台形状になった骨盤の下半分を締めるイメージを持ちます。
    ウエスト部分の上半分部分を締めてしまうと、逆に寛骨の下方が圧を逃がすように開いてしまい、結果として骨盤の開きを拡大してしまいます。

    骨盤ベルトの正しい装着位置

     

    骨盤ベルトを締める強さ

    まず、装着する際は横になり、お尻の下にクッションなどおいて、骨盤が胸より高い位置にくる体制になります(骨盤高位)。これは、骨盤が開き、子宮や内臓が下垂しているため、まずはそれらを正しい位置に戻すためです。

    これをせずに、例えば立ったまま装着してしまうと、子宮や内臓を圧迫してしまいますので、面倒ですが毎回横になって装着しましょう。

    「骨盤を締める」というと、ベルトできつく締めれば締める程効果があると思われがちですが、それは過ちです。ポイントは、骨盤高位で横になり、装着後、恥骨のあたりに手のひらがすっと入る位の余裕を持つことです。正座してきついと感じるのであれば、締め過ぎのサインです。

    ベルトの端を持って引っ張りながら装着すると、圧がかかりやすい傾向にあるので、ベルトの根元を持って装着することをお勧めします。きつ過ぎると、血流やリンパの流れが滞り、下半身のむくみ、腰痛などに繋がってしまいます。締めるポイントを押さえたうえで、心地よい強さで装着して下さい。

    位置と強さをしっかりと守れば、骨盤ベルトは開いた骨盤の矯正に効果的です。つけ慣れてくると、徐々に位置がずれてきてしまう事もあるので、定期的に正しい位置で装着しているか確認しましょう。
     

    ベルト着用と並行して、適切な運動が、骨盤の戻りを早めます

    ベルトでしっかりと骨盤を支えることができれば、身体はかなり安定します。しかし、特に産後は、分娩の影響で骨盤底筋が弱っていたり、骨盤が開いていたりすることが多いです。妊娠中で運動量が減ってしまっている方は、特に筋肉も落ち、骨盤をしっかりと支える筋力が充分でない方も多いです。従って、ベルト着用と並行して、適切なトレーニングを取り入れる事が望ましいです。正しいフォームでのウォーキングや、骨盤調整ヨガ、ピラティスなどがお勧めです。

    anzuccoでも、骨盤調整ヨガは最も人気のクラスです。マタニティの方のみならず、産後の方も、ベルトを装着したままレッスンを受けられる方も多いですよ。大切なのは、装着している時の安定感と安心感です。anzuccoでは、普段ベルトを着けて生活してらっしゃる方は、レッスン中もつけたままで行う事をお勧めしています。(他スタジオなどで行う場合は、インストラクターにご相談下さい)。

    骨盤調整ヨガは、骨盤周りの筋肉をほぐしたり、必要な筋力を高めるポーズを多く取り入れます。マタニティの方は、出産に備えて骨盤底筋を鍛えるためには最適なエクササイズと言えます。呼吸に合わせた筋収縮のトレーニングなどを行う事で、分娩時のいきみに役立ち、産後の戻りも早いと評判です。また、産後の方は、分娩状況などによって骨盤周りのコンディションは千差万別です。よかれと思ってやったストレッチやトレーニングが、逆効果となってしまうこともあります。または、骨盤が開いたまま、ゆがんだままで産後を過ごしてしまうと、その形で固定されてしまうこともあります。産前と少し違うな、お尻周りが気になるな、と思われる方は、骨盤調整ヨガがお勧めです。

    こちらのコラムで、ご自宅でできる骨盤調整エクササイズをご紹介しています。
    また、妊娠による骨盤の変化について、詳しくはこちらをご参照下さい。
    anzuccoのプライベートヨガメニューはこちらをご参照下さい。
     

    注) 今回は、一般的な骨盤ベルトの装着方法についてご説明しましたが、ベルトの種類によっては装着位置や方法が異なる場合があるので、どのような種類のベルトを装着するにしても、必ず専門の方の説明を受ける様にしましょう。

    次のコラムでは、骨盤ベルト以外の対処法をご紹介します。

     

    anzuccoは、産前産後の女性を対象とした、出張ケア専門のサロンです。

     

    ガスケール 杏子
    ・所属/役職:anzucco代表

    ・略歴:大学卒業後、外資系投資銀行にて、株式調査に従事。仕事/プライベートを通じて、海外で広く普及している、産前産後女性を対象としたサポートを知る。日本における産前産後ケアの必要性を強く感じ、投資銀行を退職、2014年anzuccoを設立、代表を務める。

    ・専門:IHTAヨガインストラクター、IHTA産前産後ヨガインストラクター、チャイルドボディセラピスト

    ・モットー:It better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied; better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied. (満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよい。満足した馬鹿であるより、不満足なソクラテスであるほうがよい。) - J.S.Mill

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