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    林 雅子 林 雅子

    2015.07.08

    帝王切開になる確率は? 周産期麻酔科医が教える無痛分娩のメリットとデメリット
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    無痛分娩のメリットとデメリットを比べるのは、簡単ではありません。なぜなら、妊婦さんひとりひとりのお産の進み方がかなり違うことに加えて、国によってまたは病院によって無痛分娩への取り組み方に差があるからです。日本では、24時間無痛分娩ができる病院がかなり少ないことが、大きなデメリットと言えるでしょう。

    今回は、2011年に発表された『THE COCHRANE COLLABORATION』のデータ(文献1)をもとに、無痛分娩のメリットとデメリットをお伝えします。この論文を選んだ理由は、世界中から信頼できる論文をたくさん(38編)集めて、それらをまとめたデータを提供しているからです。この論文では、9658人の妊婦さんを対象に、無痛分娩について調べています。

    ただし、無痛分娩がたくさん行われている国では、硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔のような腰からのブロック注射を選ばない妊婦さんも、何らかの痛み止めを使うことが多いようです。そのため、この論文のなかでも多くの場合、硬膜外麻酔を使った妊婦さんと麻薬(静脈内注射など)のみを使った妊婦さんを比較しています。それに比べて、日本では、硬膜外麻酔を行わない妊婦さんの多くは痛み止めを何も使わずに出産されています。2008年の大規模調査(文献2)では、陣痛を和らげるために硬膜外麻酔以外の痛み止めを使っている施設は、全国のお産を行っている施設のうちのわずか9.3%という結果が出ています。実際に硬膜外麻酔以外の痛み止めだけを使って出産される妊婦さんは、全国の出産される妊婦さんのうちの0.8%です(文献2)。

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